入院して思ふ② 思い出の「入院食」記録―1型糖尿病

2021年1月17日

1型糖尿病になって、真っ先に気になったのは、毎日の生活―特に今後の「食事」の心配でした。

1型糖尿病になってすぐのワタシは「もう仲のいい友人と、一緒に食事にいけないだろうな…」とか、「もう好きなワインを呑むことができないな…」とか、「食事つきのセミナーも、楽しめないな…」とか、「妻と別々の食事を食べないといけないのか…」などと、とにかく悲観的に思い込んでいた。

でも、巡回してきたくれた管理栄養士さんにそのことを話すと「お食事のバランスとボリュームさえ気をつければ、慣れれば、1型糖尿病の方は、何でも食べられますよ!」ということを伝えてくれました。これは、嬉しかったし、ちょっと拍子抜けしたのでした。

ワタシのように、1型糖尿病になりたての人やその方をサポートする方の中には、今後の食生活について、とても心配されている方が多いと思います。だから伝えたい!

1型糖尿病は、こんなにも多くのバリエーションが食べれる」ことを。

そこで、入院生活でこんな食事を食べましたよ、という記録を残してみましたので、ぜひご覧あれ!

入院初日~4日目ぐらいまでの点滴と食事。

2020年12月14日(月)~17日(木)

入院したての頃は、何も口に入りませんでした。手には点滴用の針がずっと刺さった状態で、いろんな栄養分を点滴されていました💦

ご飯を口に入れられる状態になってからは、柔らかいおかゆ100gとコーンスープが食事に出てきました。途中からプリンやヨーグルトが追加されもしました。普通なら喜んで食べるのに、この時は本当にしんどい時期だったので、食べるのも一苦労でした。だから食事の写真は撮る余裕なし。代わりに点滴用の針が刺さった写真を掲載しておきます(笑)

点滴の刺さった腕

ちょっと回復した時に食べた食事。

ちょっと回復したら、ごはんはやわらかめで160gからスタートしました。この頃は、ケトアシドーシスで胃腸が弱っていて、胃薬も飲んでいました。朝8時、昼12時、夕方18時に規則正しく提供される食事が、入院生活の楽しみになっていきました。(写真は主に夕方の記念写真。)

12月18日(金)夕食 鮭のムニエル

入院食(鮭のムニエル)

 12月19日(土)夕食 アジの塩焼き

入院食(アジの塩焼き) 

12月20日(日)夕食 鮭の塩バター焼き

入院食(鮭の醤油バター) 

「夕方は魚ばっかりか~い」と思ったら、この辺から変化球!食事を飽きさせない工夫がありがたい!!

12月21日(月)夕食 ビーフシチュー

入院食(ビーフシチュー) 

12月22日(日)昼食 タンドリーチキン

入院食(タンドリーチキン) 

ごはんの固さも普通になった!

胃と腸の負担を減らすために飲んでいた胃腸薬も飲まなくてよくなり、ご飯の水分量が標準で、200gも食べれるようになったのが嬉しかったです。

12月23日(月)夕食 豚と野菜炒め(みかんもついてきました!)

入院食(豚と野菜炒め) 

12月24日(火)夕食 白身魚の野菜あんかけ

入院食(白身魚の野菜あんかけ) 

12月25日(水)夕食 焼きサバ

入院食(焼きさば) 

12月26日(木)夕食 ゴーヤチャンプル

 

12月27日(金)夕食 赤魚の煮つけ

入院食(赤魚の煮つけ) 

12月28日(土)夕食 白身魚と野菜の炊き合わせ

入院食(白身魚の炊き合わせ) 

12月29日(日)夕食 豚と野菜炒め

入院食(豚と野菜炒め) 

12月30日(月)夕食 たらの野菜あんかけ

入院食(たらの野菜あんかけ) 

入院食(健康食)を食べてみての感想

入院食は、栄養士さんがしっかりバランスよく栄養を考えて提供されているので、安心して食べることができました。しっかりと管理された入院中は、血糖値を気にせず、大船に乗った気持ちで食べることができて、ありがたかったです。

また「食材の味が、薄い味付けだから、しっかり味わえるやん」と思い、毎回の食事を楽しみにしてました。ただ、一般病棟の4人部屋(相部屋)のお隣のベットの方からは「病院食は味が薄くて口に合わへんねん…」みたいな、声が漏れ聞こえてきていました。ほんま、好みや捉え方はさまざまなやな、と思います。

好き嫌いでいうと、ワタシは今まではキウイが苦手でした。配膳された時に「うぁ、キウイや…!」と独り言を言ったら、何も知らない看護師さんから「調理師さんが、こんな朝早くからキウイを剥いてくれたんですね~、剥くのだけでも大変ですよね~」という返答が返ってました。

「そうか…、この料理がワタシの手元に届くまでには、作ってくれている農家さん、物流を支えるトラックの運ちゃん、栄養バランスを考えてくれる栄養士さん、そしてキウイを剥いたり調理してくれる調理師さん、そしてそれを運んでくれる看護師さんがいるんだなぁ。。。」と思うと、何だか有難く思えてきて、がんばってキウイを食べてみたら、美味しく感じました。

このように、いままでよりも1食1食を感謝して食べれるようになったのは、入院生活のよい経験! その時のキウイ付きの食事の写真はこちら…(笑)

また入院生活が長くなると、曜日や時間の感覚を失ってしまいがちだなーと思いました。だけど、病院側のひと工夫で、食事がアクセントになることも多かったです。

例えば、朝ごはんの通常メニューには「パン」が提供されて「あぁ、朝がきたな~」と感じることができたし、冬至やクリスマスなど季節のイベントが来たことを感じさせてくれる工夫をされていて、嬉しかったです。

「冬至のいわれ」が書かれてあるメモ: あぁ、そんな季節かぁと思いました。

入院食(冬至)1

クリスマスカード:些細だけれど、素敵なお手製のプレゼントになりました。

クリスマスカード1 クリスマスカード2

社会人になってからは忙しくて、クリスマスや正月など、節目をお祝いする習慣がかなり薄れていたので、入院の経験をきっかけに、一日一日を、もっと大切にしようと思ったのでした。

まとめ

いろんな食事写真を載せましたが、1型糖尿病になりたての皆様や周りの方へ、こんなにもバラエティに富んだ食事がとれます!ということが伝わりましたでしょうか??

さらに退院してからは、もっとバラエティ豊かな食生活を送れています!だから、体調不良の方がいれば、今は心配せず、しっかり食べて、しっかり養生してださいね。

では今日はこの辺で!